——ダンスを始めたのは7歳のとき、
ダンス講師でもあるお母様に教わっていたとお聞きしました。
ダンスの道へ進んだのは、お母様の希望によるものだったのでしょうか?
大貫「自分からやりたいと言いました。あるとき車で海沿いを走っていたら、
“あ、自分もダンスやろう!”って突然思いついたんです(笑)。
でももっと言えば、母親のお腹にいるときから踊っていたので、
初舞台は生前3カ月のころ。その後、9カ月のときも舞台に立ったと聞いています。
だからなのか、生まれたときはへその緒が首に二周くらい巻き付いていて、
しかも逆子で大変だったみたいです。
実は僕、ターンをしても全然目が回らないんです。それもたぶん、
生まれる前から踊らされてたからだろうって思ってるんですけど(笑)」
——ステキなお母様ですね! とはいえ男の子としては、
母親に教えを請う過程では照れや反発もあったのでは?
大貫「僕の場合は全然なかったです。
ただ小学生のときに、一瞬だけ辞めたいなって考えたくらい。
毎日ひたすらレッスンばかりしていたので、
“僕も遊びたいな”ってチラッと思ったんです。
そこで挫けずに続けていてよかったですね」
——辞めなかったのは、やはりダンスが好きだったから?
大貫「もちろんそれもあるけれど、何より母親が怖かったんです(笑)。
とにかく曲がったことが嫌いな人なので、一度やると言ったらやり通さないとダメ。
それに昔から身体が弱かったのに、頑張って僕のことをずっとひとりで育ててくれた。
そういう部分で、母のことはすごく尊敬しているんです。
だからあまり反抗する気にもならなかったし、できなかったんですよね」
——この道に進もう、プロになろうと思ったのはいつ頃ですか?
大貫「実は、プロになろうと決意した覚えはなくて(笑)。
自然の流れでいつの間にか舞台に立っていたというか、
気づいたらプロのダンサーになっていた感じです。
ダンス以外の道は、考えたことはないですね」

