近藤良平のソロダンスに郷愁をそそらる。

 

行ってきました、近藤良平ソロダンス公演『11DANDY』。

近藤さんといえば、コンドルズでの

学ラン姿を思い浮かべる人が多いかも?

しかしながら今回は、“コンドルズの近藤良平”ではなく、

いちダンサーとしての単独公演。

純粋なソロ作品を上演するのは、実に6年ぶりのことだとか。

 

ファン待望のステージ、スタッフに名を連ねる面々がこれまたスゴイ。

舞台美術は日々野克彦、音楽はハナレグミ、

宣伝デザインは森本千絵と、錚々たるクリエイター陣がズラリ!

近藤さんに集う期待、そして自身の気合いがビリビリと伝わってきます。

 

会場となったのは、青山円形劇場。

円形という逃げも隠れもできない場所で、観客に対峙する。

これは幾多の場数を踏んできた彼にとっても、

大きな挑戦になるのではーー。

コンドルズの公演より

 

 

サッカー大国・アルゼンチンで幼少期を

過ごした近藤さん。

『11DANDY』=自身が愛してやまない

サッカー選手の数をかけたものだそう。

キーワードは、11人の男たち。

扮するのは、もちろん近藤良平ただひとり。

サッカーボール片手に登場したかと思えば、

七変化ならぬ11変化で観客の心をあっという間にその手に収め、

舞台をグイグイ引っ張ってゆく。

そこにはもちろん、コメディあり、ダンスあり、ちょっとした観客いじりありと、

まさに近藤カラー全開の呈。


最後に残されたのは、どこか切ない郷愁の余韻。

一時間強の舞台をひとり全力で駆け抜け、

ふっと力を抜いた視線の先に見据える何か。

ステージに転がるサッカーボールが、

無我夢中で遊んでいた子供時代、

もう戻らない楽しき頃を思い起こさせるかのようで。

 

実は今回の公演に際し、事前にインタビューをさせてもらった経緯があり、、、

なかでも印象的だったのが、「自分なりの完全試合をしたい」との台詞。

宣言通り、完全試合で終わった『11DANDY』。

大らかで、ユーモアいっぱいで、どこかユルくて……、

でもキメる時はバシッと決める。

笑いもいいけど、踊る近藤さんは、やっぱりカッコイイ!

過去の公演より