太古の昔、海底火山の噴火によって誕生した済州島。悠久の時とともに生成変化したこの神秘的な地は、現在は楽園のようなビーチが広がるリゾートでもあるし、2007年、城山日出峰をはじめとする島内3つの自然風景が、ユネスコ世界自然遺産に登録されたことを想えば、癒しの磁場に満ちたパワースポットでもある。
朝靄の海岸や夕焼けの峰を歩き、時折、新鮮な海の幸を味わう。
そんな、思いつきを道連れにした旅こそ、この島にはよく似合う。
ようこそ、日本から最も近い異国のリゾートへ。
城山日出峰 ソンサンイルチュルボン 済州島の馬「チョランマル」の鼻先に見えるのが、約 10 万年前の海底噴火によって形成された巨大岩山「城山日出峰」。島の東端に位置し、その偉観は近辺の海岸から眺めることができる。また、海抜178mの頂上までは登山道が整備されている
火山が生み、海が守った。そして神秘が宿った島
東アジアのハワイ。この島は、そう呼ばれることがある。日本人が大好きなあの南の島と同じく海底火山の噴火によって誕生した歴史的経緯。あるいは、燦々と輝くエメラルドの海。そして、原始的かつ神秘的な自然風景。これらの類似性から、そんな比喩は生まれたのだろう。韓国が誇るリゾートアイランドとして喧伝されることもあるが、ひとつ忘れてはならないのは、済州島の自然とただの自然を区別すること――。
スイスの非営利団体「ニューセブンワンダーズ」。この団体が主管する「世界最高の7大自然景観」に北東アジアで挑戦しているのは、唯一この済州島だ。富士山でも揚子江でもない。グランドキャニオンやアマゾン、ガラパゴスといった世界28カ所の自然景観と肩を並べているのは、今のところこの島だけだ。もっとも、“世界のベスト7”は現在選定投票中で、済州島が残るとは限らない。ただ、この島の土を踏み、空気を吸うとき、きっと誰もが思うだろう。神秘に満ちた済州島は、後世に残さなければならない島だ、と。
ニューセブンワンダーズ「世界最高の7大自然景観」投票ホームページhttp://www.new7wonders.com(投票の締め切りは11月10日まで)