up date 2010.06.23
6月21日、「東京カレンダー」の新装2号目となる8月号が発売となりました。木村拓哉さんと篠原涼子さんの表紙が目印です。よろしくお願いします。
今回は「ふるい映画って、あたらしい。」という企画をやりました。その中で、名画座の番組表というものを掲載しました。縦組みの番組表というのをやりたくて、これはいまもある某雑誌がやっていた形態です。しかし、若いデザイナーと話すと、全くそれをしたないようなのです。いつからか映画の番組表はどこも、横組みが当たり前となりました。それは、情報です。立て組みの番組表もちろん情報なのですが、その背景にそれぞれの劇場のキャラクターや主張がにじみ出していました。
今回、三留まゆみさんにコラムを書いていただきました。彼女とは面識はありませんでしたが、「ファントム・オブ・パラダイス」を追って、名画座めぐりされていたことは知っていたので、自分としては何か「戦友」のような気持ちをずっと抱いていました。というのも、私も「翔んだカップル」という映画を追って名画座を回り続けた経験があるからです。
山口百恵さんの盆・暮れ(夏休み・正月)の映画を欠かさず見ていた百恵さんファンだった私。百恵さん引退が決まり、1980年夏の東宝映画の番組は「翔んだカップル」と「まことちゃん」の2本立てでした。「翔んだ」を見たのは、久保講堂で行われた試写会でした。このとき、とてつもないショックと感動を受け、私は相米慎二と薬師丸ひろ子のフリークになってしまったわけです。以降、劇場公開ももちろん見て、以降は名画座で「翔んだ」を追う日々の始まりです。正確に32回までは見たことを覚えています(これは劇場での回数です。以降、ビデオやDVDで見るため、その回数があやふやになりました)。
いちばんの思い出は上板東映で「帰ってきた若大将」と2本立てで見たとき(3本立てだったかもしれません)、「若大将」のフィルムが燃えて、なかなか「翔んだカップル」の上映にならなかったことでしょうか。
三留さんのコラムの冒頭には「ぺったんこの学生かばんの中にはいつも「ぴあ」と「シティロード」があった。(中略)この2冊さえがあれば、どこへでも行けた」。まさに、そんな時代がありました。
そんな時代を過ごした方なら、何かが見つかる特集になってると思います。
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